NDフィルター

動画を撮影する上で、絶対に欠かせないのがこのNDフィルター

周知の通り、デジイチで動画を撮る場合、
基本的にシャッタースピードは固定である。

明るさを変えるためには絞りかISO感度のいずれかで調整しなければならない。

しかし、これは実に面倒なことだったりする。
写真をオートで撮っているなら、シャッタースピードのことはあまり気にならない。
カメラ側が自動で適切なSSを算出してくれる。
しかし、例えば太陽がさんさんと降り注ぐ真っ昼間にカメラのシャッターを切ってみてほしい。
きっとSSは1/400とか、1/1000とか、ものすごい高速で動いているはずだ。
これが動画では、常に1/50とか1/60なのだ。
このままではきっとおそろしく白トビしてしまう。
画面を暗くするには絞りで調整するしかないだろう。

以下の写真をご覧頂きたい。
すべてCanon 7Dと17-55mm F2.8で撮られた画像だ。


SS1/50、絞りF2.8、ISO100

感度を最低まで下げてこれだ。
何も見えない。
絞りを大きくして撮るしか無い。


ss1/50、絞りF14、ISO100

絞りをここまで大きくしてやっと映った。
しかし背景まで映り込んでいて主題が不明瞭だ。


ss1/50、絞りF2.8、ISO100、NDフィルター

これはNDフィルターを使用して撮った写真。
光量をフィルターが落としてくれるので絞りを開放しても撮れる。

動画ではNDフィルターを結構多用する。
光量を1/4とか1/8とか1/16とかに落としてくれる。
種類もそれだけ豊富だ。
日によって、あるいは時間帯によってフィルターを付け替えることになる。
フィルターを揃える費用もかかる。
ビデオカメラには基本的にこのNDフィルターが組み込まれているし、段階的に切り替え可能だ。
正直、かなり不便だ。

そんなデジイチにとって、可変NDフィルター落とせる光量を適宜調整できる大きな味方だ。
最近ようやく国内でも取り扱われはじめたので、手に入る人はぜひ買った方がいい。

L.C.W. Fader ND MK II可変フィルター**77mm【アップグレード品】

L.C.W. Fader ND MK II可変フィルター**77mm【アップグレード品】