GH2を3ヶ月使って感じたこと
昨年の暮れからPanasonic GH2を使い始めまして
いろいろ試行錯誤をしていました。
それまでCanon 7Dを使っていたのですが、
メーカーが変わるとこうも違うのかと。
もちろんいい点もあるのですが、悪くなった点の方が気になりました。
まず、解像度。
これはたしかに良くなりました。
どのレンズを使ってもピシッと決まります。
私感ですがCanon 5D/7Dの1080pとGH2の720pは同等です。
次にビットレート。
開封して即ハッキングしたので元の映像を知らないのでなんとも言えませんが、
7Dと比べるとたしかに精細です。
パッチの種類も豊富で、それぞれ個性があります。
有名なのはDriftwood氏の高ビットレートパッチで、最高176Mbpsを記録。
自分はDriftwood氏の"Sedna A1"(95Mbps)を主に使っています。
あとは、とにかく軽かったですね。
よかったなあと思える点はそのくらいです。
逆にうーんと感じてしまったことは結構あります。
その筆頭がダイナミックレンジの狭さ。
これには愕然としました。
天候の具合にかなり左右されます。
極論すると、晴れの日しか使えません。
また、色が全然でない。
常にくすんでます。
「こんな色だったっけ?」と首をかしげながらのデータ確認になること必至。
Canonは凄かったんだなあと今になって気付く。
あとは、画が硬すぎる。
輪郭がバリバリに硬いです。
コントラストを最低まで落としても全然改善されません。
これは編集でも直せず、収録時のデータがほぼ最終形態になると考えてよいでしょう。
とまあ、実際に使ってみると評判を聞いてるだけではわからない不満点がかなり出てきました。
結論としては、GH2(3)を使う時は照明必須ということです。
ダイナミックレンジの狭さを補うためには、自然光だけでは確実に限界があるように思いました。